これは睡眠のエキスパートである西野精治先生の記事より抜粋しました。
Q, ぐっすり音は聴覚に影響しますか?
静かな音なので心配ありません、つけっぱなしがおすすめです。
赤ちゃんは寝たときと夜中に起きたときの環境が異なると不安になるため、
ノイズは鳴らし続けるほうがベター。
ここでいう音は50~60デジベルで静かな事務所にいる程度の大きさ。
聴覚への影響は心配ありません。
一般的には90デジベル以上の音を聴き続けると難聴になる可能性があるといわれています。
Q, 昼寝は暗い部屋でしたほうがいい?
浅い睡眠時は外の環境を完治するため暗くしてください。
睡眠は脳によって自発的に生じることがわかっていますが、
やはり外の環境が睡眠に大きな影響を与えるのも事実です。
睡眠中は、「感覚遮断」といって資格や聴覚、知覚が働きませんが、
浅い睡眠のときだけは、ある程度、外部環境を感知。
従って、昼寝も夜と同じような環境にした方が◎。
赤ちゃんだけでなく、夜勤で日中に睡眠をとる大人にもあてはまります。
Q, 寝室の温度は低いほうがいい?
適温を心がけ、衣服の着せすぎに注意を
最近では、通年を快適な室温下で過ごすことが、
睡眠も含めて健康によいと言われるようになりました。
個人差や季節にもよりますが、
赤ちゃんには通年で20~22度(大人は通年で22~24度)が最適な睡眠の温度と推薦されており、
ちょうどホテルでの温度設定がそれくらいなので、参考にしてみてください。
とくに乳幼児の場合、大人と比べて十分な体温調節ができません。
体が小さい割には体表面積が大きく、
また皮下脂肪が少ないので熱を失いやすいという特徴があります。
また、体重あたりの食事摂取量が多く、
運動量も多いため、産み出す熱の量が多いといった大人との違いがあり、
暑さ、寒さに対する反応が大人のようにはできません。
当然、新生児や乳幼児は、環境の温度や衣服の着せ方に注意する必要があり、
高い外気温や衣服の着すぎによって体に熱がこもることで、
睡眠時の乳幼児突然死症候群のリスクにも繋がります。
ただ、室温が高いからといって扇風機などで直接、風を赤ちゃんにあてるのは危険。
急速に体温が奪われてしまいます。これはお年寄りでも同じこと。注意が必要です。