北米はカナダ・オンタリオ州より
最新の調査結果が発表された。
もし仮に、
このデータが正しく現代の子ども達の傾向を捉えているとすれば、
子ども達の親は今すぐ対応を考えなければいけない。
親は誰もが子どもの教育には、
興味を持っていて小学生低学年といえば、
まさに自我も目覚め始め教育上最も成長する時期。
決して後悔しない時間を過ごさせるのは親の義務かもしれない。
気の早い親は、
幼稚園から英才教育を施す。
時は金なり、
まさに早い者勝ち、
しかし教育に遅すぎるということは決してない。
それは家庭教育でも同じことが言える。
医学誌ランセットに発表された調査結果サマリー
子どもが余暇でスマートフォンなどの画面を見る時間を1日2時間以内に抑え、
十分な睡眠と運動を心がければ、記憶力や注意力などの認知力向上につながる。
カナダ・オンタリオ州 小児病院の研究チーム
これは専門家の研究チームが行ったもので、
国立衛生研究所の助成を受けた脳の認知力の発達に関する研究データと、
保護者に子どもの生活実態を尋ねた調査結果に基づいている。
母数は少ないものの、
1つの傾向を読み取るのには十分だ。
調査方法はこうだ、
米国の8~11歳の子ども約4500人の生活実態を調べ、
1日の行動目標を定めたガイドラインに照らして達成度を調査。
調査結果の詳細
まず、最も大切な行動目標を3つに絞った。
- 1日9~11時間の妨げられない睡眠が確保できている子どもは約51%
- 余暇で画面を見る時間が2時間以内にとどまる子どもは37%
- 毎日1時間以上体を動かしている子どもは18%
全体をみると、
この3つの目標が全てクリアできた割合は、、、
たったの5%。
全体の30%は3つの目標のうち、
たった1つもクリアできなかった。
いかに現代の子ども達の生活習慣が崩れているかわかる。
けれどもこれだけは言いたい。
決して、子ども達のせいではないと。
子ども達に責任はないのだ。
ひと昔前と子どもを取り巻く環境(おもちゃや遊び方)が
変わったにも関わらず大人(親)の関わり方が変わっていない。
ようは対応しきれていないのだ。
ここからわかるように、
親にもアップデートが必要だろう。
全対象者の平均
- 1日の睡眠時間は9.1時間
- 余暇で画面を見る時間は3.6時間
- 運動目標を達成できていたのは週の平均で3.7日
こういった調査結果は、
平均を考えると傾向が掴めてくることから、
それぞれの項目をクリア出来るかどうかという問題と、
記憶力や注意力、情報処理速度、言語力といった認知力の向上と関係していることも分かった。
調査により研究チームが出した答え
3つの目標全てを達成した子どもは全般的な認知力が最も高く、
次いで睡眠と画面を見る時間の2つの目標を達成した子ども、
3番目は画面を見る時間の目標を達成した子どもの順だった。
これらは調査データに基づいた結論だが、
私たちの幼少期を思い出して欲しい。
やはり優秀な友達は、
よく食べ、よく遊び、よく寝た。
ようは、共通して規則正しい生活をしていたのだ。
まとめ
遊び方の代表として、
テレビゲームからスマホに変わった現代の子ども達。
昔は、ゲームと言っても家族がテレビを占有しているから、
出来なくて本を読んだり、外で遊んだりしたものが今はスマホだ。
どこでもゲームや暇つぶしが出来る、
簡単に一人で遊べる時代になったのだ。
それを止めるのは今や誰もいない。
もう止めることは出来ない。
取り上げたからと言って根本的な問題は解決しないだろう。
学校に行けば、
友達の家に行けば、
誰もがスマホをもつ時代になってしまったからだ。
重要なことは、
子ども達には責任がない。
ようは、
スマホが自分の人生にどんな影響を与えるのか知らないのだ。
私はスマホ否定論者ではない、
今や必要不可欠なものだろう。
それは子どもにとっても一緒だろう。
けれど、
その使い方を誤まってしまうと、
取り返しのつかないことになってしまう。
子ども達には、
小学生という価値のある時間は、
二度と来ない。
コレが正解というものはない、
だが家庭それぞれで子どものスマホについて、
一度でいいから家族会議をしてみるのはどうだろうか。
夫婦会議でもいい、
重要なのは親にとっても子どもにとっても後悔しないスマホとの付き合い方を決める事。
そして、それを守りなさいと強制するのではなく、
一緒に守って行こうと協力関係を築くことがベターではないだろうか。
この記事が新たな親子の絆になることを、
期待して。
この記事へのコメントはありません。