睡眠不足による影響は個人差がかなりあるということ。最悪のケースでは3日の不眠でさえ死亡することさえあるということ。昨今では、睡眠負債というように寝溜めが出来ないことも、徐々に明らかになっている中で、自分の睡眠をもう一度見つめ直す、きっかけになればと思って書いてみました。
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睡眠不足の影響による症状
うつ、むくみ、めまい、イライラ、クマ、ニキビ、動悸、下痢、便秘、仕事への影響、基礎体温が下がる、太る(太りやすくなる)、体調不良、倒れる、心臓病、など、、、睡眠不足の影響による症状は安易に考えていると、こういった症状により自分が思っている以上のストレスが加速度的に増加して悪循環に陥ってしまいます。
睡眠不足による吐き気
寝不足による吐き気は、体に溜まった疲れが原因。
吐き気は体からの強制的なサインと言われていて、一時的な吐き気ならまだしも、頻繁に起きていれば、それはとても危険な状態と言えます。心因性嘔吐の可能性も考えられますが、どちらにせよ内臓からの危険サインだと考えてもいいでしょう。
睡眠不足による頭痛
吐き気など内臓からのサインが慢性化してくると、偏頭痛などを始めとした脳や精神的な症状も併発してきます。
睡眠不足によって脳が酸欠状態になってしまうため、頭痛が悪化、仕事など日常生活に影響が出てしまうこともあります。こういった寝不足による頭痛には頭痛薬も効かないため、頭痛というより、睡眠不足という根本的な問題を解決する以外ありません。
睡眠不足の解消方法は?
睡眠不足の解消方法は他の記事でも書いてあるように、いくつかあって何を紹介しようか少し迷いましたが、今日は簡単に3つほど取り上げて見ました。(メインは本当にあった怖い話ですから)
ツボ押し
代表的なものは、足裏にある失った眠りを取り戻すというツボ『失眠』がいいでしょう。
失眠の他、百会や率谷のことなど、詳しくはこちらの記事にまとめています。↓
サプリメント
睡眠不足に必要な栄養素というより、睡眠の量や質を良くするにはトリプトファンが必要です。
トリプトファンを効果的に、かつ手軽に栄養補給したいなら、サプリメントを活用するのが手取り早いんです。トリプトファンだけでなく、日中を元気に過ごしたい方には、 ULBO PLATINUM が良いという評判は聞いています。
昼寝
ショートスリーパーなど短眠者は、昼寝で睡眠時間を確保しています。
また、大切なのは居眠りをするのではなく、自ら昼寝を取ることです。おおよそ時間の目安は10~15分間の昼寝、長くても30分程度に、それ以上になると深睡眠に。
昼寝の正しい方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。↓
さて、この記事の面白いのはここから!
実際に睡眠不足が続くとどうなるか、世界中の研究や記事をリサーチしてみました。
睡眠不足がもたらす幻覚
人間が起きている間、“アデノシン”という物質が脳内に蓄積されます。それが多くなりすぎると、幻覚を引き起こすのです。
オーストラリア大学の神経科学 ダニー・エッカート教授
What’s It Like to Hallucinate from Sleep Deprivation? より翻訳
眠らないラジオDJの末路
1959年、32歳のラジオDJ、ピーター・トリップは、なんと 201時間(およそ8日間)も起きつづけ、タイムズ・スクエアから生放送しつづけた。
新聞はこぞって彼の挑戦の進展を書き立てた。リスナーたちはこの驚異の“眠らない男”を一目見ようと、スタジオのガラスに顔を押しつけ注目を集めた。彼はもうニューヨークでは十分有名だった。
が、活躍の場を広げるライバルDJを意識して、自分への注目度をあげようと、眠らない放送“wake-a-thon”(マラソンのモジり) を思いついたようだった。
注目したのはリスナーだけではない、学者たちは当初こそ懸念を示したが、同時にまたとない研究のチャンスでもあったため、終盤になるにつれ彼が起きつづけていられるよう、薬物を投与しサポートした。
番組のオープニングに撮られた写真では、トリップはとてもリラックスした様子で、望みどおり、観客たちの熱い視線が一身に注がれた。2日後、いたずらっぽい笑顔はしかめっ面に変わり、神経質な様子になっていった。5日目、彼はやつれ、なにかに取りつかれたようになり、少しおかしくなっているように見えた。
しかし状況はもっと深刻だった。実は、トリップは本当に狂っていたのだ。ちょっとおかしく見えた、どころではない。オンエアのスイッチを切った途端、幻覚にみまわれた。
- スタジオ内でねずみと仔猫の追っかけこ
- 靴の中にクモが大量にいる
- デスクの引き出しから火が出ている
- スタッフを死神だと言いだし怯える
これは全て彼の妄想だ。
最悪の時期が過ぎ去ると彼は13時間眠り、新聞の取材を受けるまでに回復した。一見元気そうに見えたが、後に、情緒不安定や頭痛などの症状を訴えている。その後、トリップは73歳で亡くなっており、幸いにも致命的な後遺症は残らなかったようだ。しかし、長期にわたる睡眠の欠如は、脳にたまった老廃物を正常に排出できなくなるため、きわめて危険だという。
The Stay-Awake Men ニューヨークタイムズの記事より翻訳
睡眠不足によって最悪の場合は、、、
2014年、熱狂的なサッカーファンの中国人男性が、3日間徹夜でワールドカップのTV中継を観戦しつづけた結果、短い時間だったにもかかわらず、脳に負担がかかって脳卒中を起こし、 死亡してしまった。
Fifa World Cup 2014: Third Chinese Man Dies from Sleep Deprivation After 48-Hour TV Football Binge より翻訳
まとめ
睡眠不足による影響は個人差がかなりあるということ。
最悪のケースでは3日の不眠でさえ死亡することさえあるということ。(脳卒中の原因が睡眠不足だと断定するには要因が少ないかもしれませんが)昨今では、睡眠負債というように寝溜めが出来ないことも、徐々に明らかになっている中で、自分の睡眠をもう一度見つめ直す、きっかけになればと思って書いてみました。
あとがき
「きょーおーもっ、いつ〜もの睡眠不足っ!」
「すいみん、すいみん、すいみん、すいみん、すいみん不足っ!!」
でお馴染み、キテレツ大百科の”すいみん不足”を口ずさみながら、記事を書いてしまいました(笑)随分と懐かしいので、久しぶりだなと思えばどぞ↓
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