寝起きにだるい、その原因は寝起きの体温の低さ。特に季節の変わり目に多く、寝起きに思うように体温が上がらないのは体内時計のズレを始め、自律神経が思うように働いていない証拠。そのだるい(倦怠感)正体を今日は掴みます …
寝起きシリーズの目次は下記リンクよりどぞ ↓
第1回 寝起きに頭痛、それ放っておくと癖になる?対処法まとめ
第5回 寝起き が 悪い 人は必見!パッチリ目覚めるたった3つの習慣
第7回 寝起きにめまい!放っておくと危険な理由と原因・治し方
第14回 寝起きの腹痛は放っておくと危険!今すぐ原因をチェック!
第15回 寝起きに喉痛い!原因はたったの3つ!【対策まとめ】
総集編 寝起き大百科【永久保存版まとめ】
季節の変わり目には、体調の変化を感じやすくなります。
寒暖の差が大きくなることで、寝起きがだるいという人も多いのではないでしょうか。この「だるい」という感覚は、一般的に色々な病気のサインである可能性もあります。寝起きにだるいなと感じる場合に絞って言えば、病気だとは考えにくいのでそこは安心してください。
それでは今日は寝起きにだるいと感じてしまう、その原因や対策にフォーカスしてお届けしましょう。
目次はこちら
だるさとは
一般的に「疲労・倦怠感」という感覚は、私たちの体にとって、発熱、痛みとともに、体の恒常性(ホメオスタシス)に対するアラーム機構だといわれています。
ようは、「疲れやだるさを感じるなら、休みなさい」という、体からのサインだったりします。特に現在のようなストレスフルな社会で生きる私たちにとっては、疲労や倦怠感を感じやすい環境にあるのかもしれません。
寝起きがだるいのは体温低下
寝起きがだるいと感じる最も多い原因は、寝起きに体温が活動するために、十分な体温まで上昇していない場合に考えられます。
本来、寝起きまでに体温は上昇し、活動に備える準備を体内で行うのですが、その機能が何らかの理由で狂ってしまい、朝の寝起きまでに体温を上げることが間に合わなくなってしまいます。その結果、寝起きがだるいと感じてしまうようになります。
寝起きに体温が上がる仕組み
睡眠には浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)という睡眠リズムがあって、人は眠りにつくとこの2つを90分前後を目安にそれぞれ繰り返して身体と脳の休息をしています。
生活環境によって異なりますが一般的には、朝方になると睡眠リズムは浅い眠りに傾き、段々と体温を上げ自然に覚醒(寝起き)しやすいように勝手に調整してくれる機能を実は私達は持っています。
その証拠に、目覚ましを使わずに自然に目が覚めた場合、寝起きにだるいと感じることはほとんどなかったはずです。
寝起きに体温が上がらない原因
寝起きにだるいと感じてしまうメカニズムを紹介します。
先ほど、寝起きの体温は睡眠リズムに合わせて上がったり下がったりすると説明しました。実はこの睡眠リズム、概日リズムと呼ばれ一般的に言う体内時計と直結しています。ようは、この体内時計が崩れてしまうと、寝起きにだるいと感じてしまうのです。
海外旅行などで、時差ボケを感じた時にだるいと感じたことがある人もいるでしょうが、寝起きにだるいと感じてしまう原理と一緒です。
寝起きにだるいと感じてしまう体温について、詳しくはこちらの記事で説明しています。↓
寝起きにだるいと感じたら
まず寝起きにだるいと感じてしまう場合、寝起きが悪いため二度寝や寝坊がしやすくなります。
睡眠惰性という言葉を知っていますか?これは、寝起きにまだ眠りたいという欲求に支配されてしまい、再び眠りに落ちてしまいます。睡眠欲は三大欲求とも呼ばれ、二度寝には快楽を感じるホルモンも出てしまいますから、その気持ち良さを自分の意思で払拭しようとするのは至難の技です。
寝起きにだるいと感じると、つい二度寝してしまうメカニズムなど詳しくはこちらの記事でも説明しています。↓
寝起きのだるさの根本的な対策
体内時計が狂ってしまうのが根本的な理由なのですが、その他にも自然に覚醒するのではなく目覚ましで起こされるので、起きるタイミングが体と睡眠リズムに合っていないのです。
多くの人は出勤や家事など朝のタイムリミットがあるので、目覚ましをかけずに起きるなんて現実的ではありません。では、現実的に無理せず体内時計を調整でき、出来るだけ自然に起きるための対策を紹介します。
- 睡眠リズムが浅い睡眠のタイミングで起きる
- 体内時計を狂わせない
- 朝の日光を浴びる
- 寝る前の水分補給
- 寝起きに合わせて寝室を温めておく
- 寝る前に朝の自己暗示をする
など全部で6つの対策があるのですが、先日に書いた記事で詳しく説明しています。(内容の重複、シンプルかつコンパクトにまとめたいため)
睡眠不足による週末の寝だめが、体内時計を崩してしまうという意外な落とし穴も含めて説明していますので、興味があればこちらの記事も併せてお読みください。↓
そのかわりと言ってはなんですが、とりあえず目の前のだるさだけ解消できればいいや、って人にはこちらをおすすめ。
手っ取り早く寝起きのだるさを対策
- 入浴・シャワー
- コーヒーを飲むこと
- 笑うこと
- アロマ
- 指圧背中や体の中心を温めること
- スマホやPCなどのブルーライトを浴びる
だるい時に使えるアロマとツボ押し
寝起きがだるい時に、使えるのがアロマとツボ押しです。
どちらも、寝起きの体調に合わせて1人で出来るので、寝起きがだるいなと感じる事が多い人は知っておいて損はありません。
寝起きがだるいならアロマ
自然の植物の持つ芳香により、リラクゼーションやストレス解消に役立つとされ、様々な心身トラブルを暖和してくれるアロマテラピー。
ヨーロッパなどでは古くから民間療法・伝統療法の一つとして幅広く活用されてきました。
- 消耗しているときのエッセンシャルオイルとブレンド
ローマンカモミール、サイプレス、ベルガモット、マージョラム、ローズマリー、ユーカリ、フランキンセンス、リッツァクベバ、ブラックペッパー、ジンジャー レモン、パイン、グレープフルーツ
- パイン3、レモン2、フランキンセンス1の割合
- ユーカリグロブルス3、ローズマリー2、グレープフルーツ1の割合
- 神経性の消耗のためのエッセンシャルオイルとブレンド
ローズマリー、プチグレイン、ジュニパー、ネロリ、ラベンダー、ローマンカモミール、マージョラム、クラリセージ、オレンジ
- プチグレイン9、ネロリ5、シナモン1の割合
- ラベンダー3、ジュニパー2、ローズマリー1の割合
- 一般的な精神的疲労のためのエッセンシャルオイルとブレンド
レモン、プチグレイン、バジル、ペパーミント、ローズマリー、レモンユーカリ
- バジル1、レモン1の割合
- 知的疲労のためのエッセンシャルオイルとブレンド
ジンジャー、ブラックペッパー、ローズマリー、レモン、バジル、サイプレス、グレープフルーツ、ペパーミント
- ブラックペッパー15、ジンジャー14、バジル1 の割合
- ローズマリー3、ブラックペッパー2、ペパーミント1 の割合
- 精神的だるさのためのエッセンシャルオイルとブレンド
クラリセージ、ラベンダー、マージョラム、ローズマリー、リッツァクベバ、グレープフルーツ、ペパーミント
- リッツァクベバ3、マージョラム2、ペパーミント1 の割合
寝起きがだるいならツボ押し
長寿のツボといわれ、刺激すると全身の脱力感や倦怠感がとれて心身ともに活力がわきます。
- 場所
ひざ下の窪みから指4本分下がった、向こうずねのすぐ外側にあるツボ。
- 押し方
イスに座り、親指を「足三里」にあてて、残りの指をふくらはぎに添え、やや強めに2~3分押しもみます。
体力や気力を高めるパワーの泉。ここを刺激すれば、疲労や倦怠感が消え、グングンやる気がわいてきます。
- 場所
足の裏の中央よりやや上、足の指を曲げた時にへこむところにあるツボ。
- 押し方
両手の親指を重ねて「湧泉」にあて、残りの指を足の甲に添え、足先のほうに押し出すようにやや強めに押しもみます。ゴルフボールを踏んで「湧泉」を刺激するようにゴロゴロ転がしても効果的です。
まとめ
寝起きにだるいと感じて、起き上がれないほどの症状や終日そのだるさが続くようなら、原因は病気など他に考えられる可能性もあるので早めに受診しましょう。
寝起き限定のだるい症状であれば、考えられることはこの記事で紹介した内容で網羅できていると思います。言うは易く行うは難し、という言葉がありますが、実際に体内時計を調律するには規則正しい生活環境が決め手になります。細く長くコツコツ無理なく続けることをおすすめします。
次の寝起きシリーズはこちらの記事です ↓
あとがき
私はどちらかと言うと、早く結果を出したい、治すなら早く、と思ってしまい、つい無茶をしてしまいます。(自分では無茶だと思っていないとこがダメ)
その結果、長続きしないことが多くて、身内や友人からは飽き性だなんて言われることも、少なくありません(涙)
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