寝起きに動機がするとめまいがしたり、急な動機が寝起きに起きることで朝から不安になってしまいます。動悸のほとんどが直接生命に関わることは無いと言えど、寝起きに急に起きてしまうなど多くの場合は急な動悸で不安というよりパニック状態になってしまい、それがトラウマになってしまい、精神的なストレスとして悪循環になってしまいます。
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第1回 寝起きに頭痛、それ放っておくと癖になる?対処法まとめ
第5回 寝起き が 悪い 人は必見!パッチリ目覚めるたった3つの習慣
第7回 寝起きにめまい!放っておくと危険な理由と原因・治し方
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総集編 寝起き大百科【永久保存版まとめ】
寝起きに動機がするとめまいがしたり、急な動機が寝起きに起きることで朝から不安になってしまいます。
前回の記事では、寝起きに起きる吐き気に関してお伝えしましたが、動機と吐き気は同時に起こったりしてしまうと少し厄介かもしれません。
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動悸とは
動悸といっても、軽いものから重いもの、一時的なものから慢性的なものまであります。
感じ方は人それぞれで、 「ドキドキする」、「脈打つ」、「脈が不規則になる」、「胸に違和感がある」、「一瞬胸がキュッとなる」などと表現されることがあります。
日常生活の中では、運動や緊張などによって拍動を感じることはありますが、しばらく休めば落ち着きます。これは自然な働きで、全く問題はありません。また、動悸のほとんどは直接生命にかかわることはないため、まずは落ち着くことが大切です。
寝起きに起きる動機の原因まとめ
そもそも動悸はどのような時に起きるのかと言うと、心臓の異常、酸素不足、ホルモンや自律神経の失調、精神的要因などが挙げられます。
寝起きに起きる動悸の原因としては、心臓そのものが原因であることが一般的ですが、精神的な原因や、その他にも甲状腺や貧血、薬物などが原因になることがります。
不整脈
不整脈には様々な種類がありますが、脈が速すぎる・遅すぎる、リズムが規則正しくなく乱れている、など脈の異常を動悸として自覚する場合が多いとされています。
脈が極端に速かったり遅かったりすると血圧が低下し、寝起きにめまいや吐き気、冷や汗などの症状を伴うこともあります。
心不全
心不全とは、血液を送り出す心臓の機能が低下した状態です。
症状は多岐に渡りますが、寝起きの動悸や息苦しさ、疲れやすさ、急激な体重の増加、足のむくみといった症状が代表的。
貧血
貧血とは、なんらかの原因により体中に十分な酸素を届けるための血液や血液の成分が不足している状態です。
寝起きに起きる動悸の他に、めまい、頭痛、息切れ、疲れやすい、顔色が悪いなどのさまざまな症状が現れます。
低血糖
血糖値が下がりすぎた状態である低血糖は、極端なダイエットや糖尿病治療薬などの副作用で引き起こされます。
寝起きに起きる動悸の他に現れる症状としては、空腹感、あくび、手の震え、発汗(冷や汗)、頭痛などがあります。糖尿病の薬を飲んでいる人にこのような症状がある場合や、意識がぼうっとしているような場合は速やかに診察を受けましょう。
甲状腺機能亢進症
甲状腺の働きが過剰になり、甲状腺ホルモンの分泌が多すぎる状態です。
世間ではバセドウ病とも呼ばれ女性に多く、10人から20人に一人程度の割合で発症する身近な病気です。症状としては、寝起きに起きる動機の他に脈が速い(頻脈)、不整脈、手の震え、食欲が増えるにも関わらず体重は減少する、大量発汗、息切れなどが見られます。
脱水
体の中の水分が足りていない状態である脱水になると、寝起きの動悸だけでなく、口の渇きや喉の渇き、トイレの回数が極端に減る、熱のこもった感じなどの症状が現れます。
自分で水分をとることが難しいような場合にはすぐ受診しましょう。
日常生活で考えられる寝起きに起きる動機の原因と対処法
日常生活で考えられる寝起きに起きる動機の原因は挙げればキリがありません。
しかし、その中でも自律神経の乱れは中心的な存在で1つのキーワードだと考えても良いでしょう。カフェインやアルコール、タバコについても、結局のところ自律神経の乱れに繋がっています。基本的な考え方として、ストレスと自律神経には深い関係もあり、ストレスマネジメントより健康的なストレス発散をおすすめします。
自律神経の乱れ
心拍は交感神経と副交感神経によってコントロールされています。
そのため、緊張や怒りなどの精神的な影響で交感神経の働きが優勢になると、心拍数は多くなり寝起きに動悸を感じます。副交感神経が活発になると、体はリラックスし心拍も下がります。
緊張や怒りを感じた時には、ゆっくりと深呼吸をして副交感神経が活発になるよう心がけましょう。
カフェインの摂りすぎ
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、自律神経を刺激して脈を速くする作用があります。
そのため、カフェインの摂りすぎは寝起きの動悸だけでなく胸苦しさを引き起こすことがあります。カフェインだけでなく、アルコールなどにも同様の効果があるので注意が必要です。
コーヒーなどはついたくさん飲んでしまう人も多いため、1日何杯までと飲む量を決めて、それを守るようにするとよいでしょう。アルコールも、自分の限界を知り適量に留めるようにすることが重要です。
タバコの吸いすぎ
タバコに含まれるニコチンも、自律神経に作用して脈を速めます。
タバコは寝起きに起きる動悸だけでなく、さまざまな病気の原因になります。自分の意思だけでやめることが難しい場合には、禁煙外来などで専門的な指導を受け、禁煙できるようにすることが好ましいでしょう。
病院を受診する目安とポイント
寝起きに動悸を感じることが長く続いたり、寝起きの動悸以外の症状も現れたりする場合には、一度受診しましょう。
原因がどこにあるのかを自分で判断することは難しいこともありますので、まずはかかりやすい近くの内科やかかりつけなどで相談してみてもよいでしょう。
受診時には、動悸が出るときの具体的な状況(寝起き、人前に出るとき、会社や学校にむかうときなど)、どのくらいの時間続くか、動悸以外の症状の有無(息苦しさ、むくみ、痛み)、脈のリズム(規則正しいか不規則か、速いか遅いか)などを医師に伝えるとよいでしょう。
寝起きの動機に効く漢方まとめ
加味帰脾湯(かみきひとう)
血が不足していると寝起きに不安感や動悸が現れると考えられ、加味帰脾湯は貧血を改善し、気持ちを落ち着かせてくれます。
天王補心丸(てんのうほしんがん)
心腎不交(しんじんふこう)という焦燥感の出る体質も、寝起きに動悸が起こりやすいと考えます。
天王補心丸は、臓器のバランスを整えて不眠や動悸の症状を改善してくれます。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
体に熱がこもっていると寝起きに動悸が起こりやすいと考えます。
黄連解毒湯は余分な熱を取り除き、寝起きが起こす動悸や肌荒れ、胃の不調などを改善してくれます。
症状が良くならない時には
- 少し動くだけで動悸がする
- 激しい動悸や胸苦しさがある
- 繰り返し起こる
など、気になることがある場合には、何らかの疾患から寝起き時に動悸が起こっている場合もありますので、直ちに医師の診察を受け、原因から治療することが必要となります。
実際の口コミ
私は最近、乳がんを患いました。死の恐怖などから、精神的に一番辛い時期は、1日のうちで寝起き(頭が覚醒してカラダが動き始める前の数分)が、一番不安定になりました。
私は軽い動悸と強い不安感でした。精神的なものという可能性もあるかもしれません。
まとめ
寝起きに起きる動悸は体からのサインの1つです。
早期に対策するほど改善は早くなります。まずは日常生活を見直しながら、無理のないよう自然に体のバランスを整えていきましょう。
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あとがき
動悸のほとんどが直接生命に関わることはありません。
しかし、寝起きに急に起きてしまうなど、多くの場合は急な動悸で不安というよりパニック状態になってしまいます。それがトラウマになってしまい、精神的なストレスとして悪循環になってしまうということもあるので、寝起きの動悸は決して甘く考えてはいけないと思います。
まだまだ寝起きシリーズは、続きますので乞うご期待っ
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