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寝起きに頭痛、それ放っておくと癖になる?対処法まとめ

ちょっとした工夫や方法で寝起きによる頭痛は予防できたり解消することができます。女性に頭痛が多いのは理由があって、病院に行くまでもないかな、そう思えば自分でも出来る事は意外とあります。頭痛タイプの特定方法からそのタイプごとの対策、予防するためのアイデアを紹介します。頭痛に悩まされている人は必見、まず試してみましょう …


 

寝起きシリーズの目次は下記リンクよりどぞ。 ↓

第1回 寝起きに頭痛、それ放っておくと癖になる?対処法まとめ

第2回 寝起きの吐き気はうんざり!原因と対策まとめ

第3回 寝起きの動悸は甘く考えてはいけない

第4回 寝起きに腰痛!腰痛い時の原因とストレッチまとめ

第5回 寝起き が 悪い 人は必見!パッチリ目覚めるたった3つの習慣

第6回 寝起き が 気持ち 悪い!何が原因?対策まとめ

第7回 寝起きにめまい!放っておくと危険な理由と原因・治し方

第8回 寝起きの口臭がヤバい説!朝、口が臭わない対策まとめ

第9回 寝起きに背中が痛いのは内臓が原因?予防と対策まとめ

第10回 寝起きの体温は高い方が良い?低い方が良い?

第11回 寝起きがだるい!その正体は?【原因と対策まとめ】

第12回 寝起きに鼻血が出る原因は?危険・安全の見分け方

第13回 寝起きに胃痛!なぜ?たった2つの理由と対策!

第14回 寝起きの腹痛は放っておくと危険!今すぐ原因をチェック!

第15回 寝起きに喉痛い!原因はたったの3つ!【対策まとめ】

総集編 寝起き大百科【永久保存版まとめ】

 

寝起きの頭痛はいつからだろう、朝から頭痛がひどいと1日のパフォーマンスに影響してきます。

だからと言って、頭痛ってどう治せば良いの?って思ってしまいます。寝起きに頭痛って、身近なんだけど実は詳しく知っている人は、ほとんどいません。頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それよって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。

今日はそんな寝起きで起きる頭痛について、調査してみました。

寝起きで起きる頭痛の仕組み

寝起き 頭痛

 

寝ている間に私たちはたくさんの汗をかきます。

個人差はありますが、ほとんどの人がコップ一杯分の水分を放出してしまいます。ようは、寝起きは体に水が足りていない状態といえます。水分不足から体温調節がうまくできず、寝起きに頭痛が誘発されてしまいます。また、寝ている間にもエネルギーを消費しているため、寝起きの栄養状態・体の状態のバランスが崩れてしまう結果、寝起きが頭痛につながるともいわれています。

寝起きの頭痛に悩まされる場合、寝る前や日常的に水分補給をしっかりする、習慣が誰もができる最も楽な予防策と言えるでしょう。(夜間のトイレが気になる人はトレードオフか)

 

寝起きの頭痛に多い2タイプの頭痛

寝起き 頭痛

 

寝起きの頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などがあり、そのタイプによって処方箋が異なります。

日本人の約8%(約1000万人)が片頭痛に悩まされているといわれ、男性よりも女性に多くみられます。何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」です。脳の血管が拡張することで、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。

一方で緊張型頭痛は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。

 

最も痛みを感じる頭痛とは

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群発頭痛は三大頭痛の中でも、最も強烈な痛みを感じる頭痛です。

一定期間に激しい頭痛が起こり、1日に何回もくり返す特徴があります。また、頭痛は決まった片側に出現することが多く、1か月~数か月続く場合もあるのです。涙や鼻水が出る・鼻づまり・眼瞼(がんけん)下垂などの症状を併発する可能性があります。

群発頭痛の原因は明らかになっていませんが、頭部の血管の拡張・炎症が主な原因です。目の後ろを通っている血管の拡張・炎症によって、目の奥が痛みます。

 

女性に頭痛が多いわけ

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頭痛を訴える方の10人中8人は女性です。

これは女性ホルモンの関係で起こるためと推測されています。片頭痛は女性が男性の約3倍、緊張型頭痛は女性が男性の約1.5倍と言われています。昔から「頭痛持ちといえば女性」というイメージがありますが、間違いではないんです。生理が始まるころになると必ず頭痛がするという人や、生理が終わる と頭痛が起きるという人は多くいますが、これらはいずれもホルモンが変動する時期に起こっています。

なかでもエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減ると脳内のセロトニンも減少します。セロトニンには血管の収縮をコントロールしたり、痛みを抑えたりする働きがあるので、これが減少すると痛みに過敏になって頭痛が起こりやすくなると考えられます。そのため、お年寄りが激しい頭痛を訴えたときは要注意です。

お年寄りが激しい片頭痛を起こすことはほとんどないので、その場合は、脳出血などによる二次性頭痛が疑われます。

 

頭痛タイプの簡単な見分け方

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片頭痛か緊張型頭痛の見分け方の1つに動かした時による痛みの有無で判断するといった方法があります。

片頭痛は動作によって痛みが強くなりますが、緊張型頭痛は動作によって痛みは強くなりません。

こめかみや目の奥あたりの頭痛

目の奥から側頭部、または頭全体に、えぐるような痛み、頭を刺さすような痛みと表現され、ズキンズキンと脈を打つような強い痛みがあります。

 

後頭部あたりの頭痛

緊張型頭痛の特徴は、頭を締め付けるような鈍い痛みです。後頭部の下の方で痛みが始まり、次第に頭全体の痛みが広がっていきます。

 

寝起きによる頭痛で吐き気を感じたら

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片頭痛の可能性があります。

片頭痛の症状には吐き気や嘔吐が多いことが特徴です。寝起きによる頭痛がひどい場合は実際に吐いてしまう場合もあります。一方で、緊張型頭痛には吐き気や嘔吐はほとんどありません。

稀に吐き気はあっても実際に吐くということは少ないでしょう。

 

寝起きで毎日頭痛がする場合

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緊張型頭痛の可能性があります。

片頭痛の症状は、頭の片側または両側がズキンズキンと脈打つような強い痛みが時々起こります。一方で、緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが時々または毎日起こるようになります。

 

寝起きの頭痛がひどい場合

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寝起きに、頭全体あるいは一部に圧迫感や鈍痛が続き、突然の吐き気やけいれん発作があるときは、脳腫瘍の可能性があります。

起床後、突然嘔吐することもあります。こうした症状が見られた場合には、我慢せずにすぐに医療機関を受診しましょう。

 

寝起きの頭痛がする原因とは

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片頭痛

心身のストレスから解放されたときに急に血管が拡張することがあり、仕事のない週末などに「片頭痛」が起こりやすくなります。

そのほか、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、「片頭痛」の誘因とされています。

 

緊張型頭痛

精神的・身体的ストレスであることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。

また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる緊張型頭痛もあり、また片頭痛を併せ持つ人もいます。

 

寝起きで起こる頭痛は枕にも原因が?

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山田朱織枕研究所のデータによると935人のうち、411人(43.9%)が合わない枕による頭痛を訴えているようです。

実は、頭痛の頻度が最も多い筋緊張型頭痛の日常生活上の3大原因ともいわれるのが、無理な姿勢(長時間のうつむき姿勢、パソコンに向う姿勢など)、眼の酷使、合わない枕です。肩こりから後頚部の筋緊張が続くと、頭痛は後頭部から頭全体に広がり、やがて眉頭から眼の奥が痛くなり、次第に頭皮や顔面もしびれる感じがすることがあります。

これは大後頭神経痛が後頚部の緊張した筋肉に挟まれて炎症を起こしてしまいます。大後頭神経とは、頭の付け根から出て頭の表面を這うように前頭部に向います。ちょうど髪の毛の生えぎわあたりで、顔面に行く三叉神経の第1枝とリンクします。そのため顔面のしびれや眼の奥に痛みを生じるわけです。

寝起きによる頭痛がひどくなると神経ブロック療法などを行うケースもあります。

 

無呼吸症候群と寝起きの頭痛の関係

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寝起きの頭痛は睡眠時無呼吸症候群の症状の1つです。

睡眠時間が少なかったときに、寝起きの頭痛が起きるという方は多いでしょう。これは、脳が十分に休めなかった証拠です。無呼吸状態が続くほど、脳が必要な酸素を得られなくなり、同じ状況になってしまいます。その結果、寝起きによる頭痛が現れる悪循環になっています。

 

寝起きで起きる頭痛の治し方

寝起きで起きる頭痛は片頭痛、そして緊張型頭痛それぞれで予防と治し方が異なります。自分が寝起きに感じやすい頭痛を知っておくことで、予防の習慣も身につきやすくなるはずです。

寝起きによる片頭痛の予防

 

  • 頭痛日と環境をチェック

たとえば人ごみや睡眠不足など、どのような環境が重なったときに片頭痛が起きるかを記録しておくことで、原因となる環境を特定し、該当する時期にそうした環境を避けるようにします。

 

  • 週末の寝だめは避ける

寝不足、寝過ぎ、疲労、空腹など体のストレスは片頭痛の引き金になるので避けましょう。とくに週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝すぎが重なって片頭痛を重くするので要注意です。

 

  • 頭痛の誘発食品を控える

チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなど片頭痛を誘発するといわれる食品の摂り過ぎには注意しましょう。

 

寝起きによる片頭痛の対処

 

  • 冷やすのはOK、温めるのはNG

冷たいタオルなどを痛む部位に当てると、血管が収縮して痛みの軽減に役立ちます。一方、入浴やマッサージなどは血管を拡張させるので痛みが増すことになり逆効果に。

 

  • 静かな暗い場所で休む

頭痛の最中に体を動かすと痛みが増し、光や騒音でも痛みはさらに増してしまいます。できるだけ、静かな暗い場所で横になりましょう。

 

  • カフェインを適量

コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインは血管を収縮する作用があり、痛みの早期に飲むと痛みが軽減。ただ、連日の過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので注意して。

 

寝起きによる緊張型頭痛の予防

 

  • 長時間同じ姿勢をとらない

姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。

 

  • 肩、首の血行アップ

気づいたときには簡単なストレッチをこまめに行い、首や肩の筋肉の緊張をほぐしましょう。

ストレッチ例)

  1. 両肩を上げてストンと落とす
  2. 首を左右に倒す
  3. イスに座って前屈

 

  • 枕の高さを調整

高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶことで予防ができます。

 

寝起きによる緊張型頭痛の対処

 

  • 温めて、こりをほぐす

マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。先にご紹介したストレッチも効果的です。

 

  • 気分転換をする

頭痛が始まったら、心身にストレスを加えていることを中止し、例えばその場所から離れるなどして、早めに気分転換をしましょう。

 

寝起きで起きる頭痛はすぐに治るのか

寝起きに頭痛

 

いますぐ頭痛を治すには治療薬が最も即効性が期待できます。その他には、ツボ押しが効果的です。

 

攅竹(さんちく)

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寝起きの頭痛で目に痛みを感じる、目が疲労しているという場合は、眉間にある攅竹(さんちく)というツボをつまむように刺激してください。ゆっくりとマッサージするように刺激すると効果的です。

 

百会(ひゃくえ)

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ちょうど頭の頂上あたりに位置する「百会(ひゃくえ)」というツボは、刺激することで片頭痛を和らげられるツボとして有名です。下に向かって垂直に、心地よい程度の力で押してみましょう。3~5分ほど呼吸に合わせて押し続けていると、効果が現れてくるといわれています。

 

片頭点(へんとうてん)

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薬指の第二関節あたりには「ズキズキ」とした痛みに効果がある「片頭点(へんとうてん)」があります。人差し指、親指でつまむようにして刺激を加えましょう。

 

合谷(ごうこく)

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親指と人差し指の骨が交差するあたりには「合谷(ごうこく)」というツボがあります。こちらは、体全体の痛みを和らげる働きがあるほか、肩こり解消のツボとしても知られています。心地よさを感じられる程度の力で、3秒程度の圧力を数分繰り返してください。

 

通谷(つうこく)

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小指の側面にある関節の手前には、「通谷(つうこく)」というツボがあります。後頭部の痛みに効果ありとされるツボなので、頭の後ろに痛みを感じる場合は試してみましょう。

 

まとめ

寝起きで起きる頭痛はやはり辛いものがあります。

普段から正しい予防策を取っていれば寝起きに頭痛で悩まされる事はないのですが、忘れた頃にやってくるのが寝起きに起きる頭痛です。忘れた頃に、寝起きで頭痛が起きたらこの記事を思い出してください。何度か繰り返す中で自然と予防が出来れば、良い頭痛との付き合い方ができるかもしれません。

次の寝起きシリーズはこちらの記事です。↓

あとがき

今日から始まる『寝起き』シリーズですが、前よりやりたかった特集で少し長編になりそうです。

おそらく、今の予定では15回+総集編の全16回です。毎日、更新しても終わるのは今月末です。そう考えると、12月というか年の瀬まであっという間ですね。今年も充実した1年が送れるようラストスパートの時期ですね〜

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