いびきにはマウスピースが効果的かつ即効性があります。市販に比べ、歯科でオーダーするのは価格が気になるところ。今日はいびきに関するマウスピースの全てをお話します …
今日はいびきシリーズ5回目、
興味がある人は、 第1回よりご覧ください。
第1回 いびき うるさいに関連する検索キーワードがヤバすぎる
第2回 いびき 対策 はコレで決まり
第3回 いびき 枕って本当に効くの?いびきを防止する枕まとめ
第5回 いびき アプリ は いびき ラボ で決まり?究極の選び方
いよいよ今日でシリーズ最後になります。
そもそも最終回のラストで、なぜマウスピースなのか?それは検索トップ3が全部Amazonだから。(実は検索上位がAmazonではいけない理由があります)
Amazonではいけない理由はいたってシンプル。
マウスピースというものは、既製品でのサイズ調整はかなりストレスが多く、またそれだけ効果も半減してしまいます。気休め程度に使うなら、買わなければいいのにと思うのです。
安くても効果の期待出来ないものであれば、それは捨て金、商品の価値も限りなくゼロだと思うんです。既製品(市販)の多くは自分の口腔内サイズにあった調整に、限界があるということをまずは覚えて置いて欲しいのです。
2018年12月18日時点では、この記事が検索5位でした。
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それでは、ここから本題。
マウスピースと言えば、ボクシングやラグビーで着けているのを見たことある人が多いはずです。ちなみに一般的なものはこういったもの。↓(医療用のいびきマウスピースは違います)
女性であれば、ホワイトニングのイメージが強いかもしれません。
しかし、今日の特集はいびき治療をするためのマウスピースで、マウスピース治療と言われたりもします。
一般的ないびき治療の流れ
いびきの治療といえば、まず受診をすると鼻づまりの有無を確認されます。
あれば、耳鼻科で検査と治療をするんですが、鼻づまりのない場合、生活習慣の改善と共にマウスピース治療やCRAP療法を行ってゆきます。
場合によっては、手術などをして直接的な原因(扁桃腺肥大など)を取り除いたりすることもあります。
治療用のマウスピース(口腔内装置)とは
一般の歯ぎしり防止用やスポーツ選手が使用されているものと異なり、下顎を前方に数mm突き出してかみ合わすようにするものです。
これにより咽頭部が広がり、睡眠中に喉が狭窄・閉塞することを防ぎます。口腔内装置は睡眠中にだけ装着するもので、ここでは2タイプ紹介しましょう。
- スリープスプリント(下顎を前方に移動させる装置)
小さな合成樹脂製の器具で、マウスピースや矯正リテーナーのように、口に密着します。この器具をつけると、睡眠中に下の顎(下顎)と舌が前に押し出され、気道が広がります。なかには、少しずつ調節できるため、非常にぴったり密着するものもあります。
調整できる器具は、調整できない器具よりも効果的です。
- スマイルスリーパー(舌を前方に保持する装置)
舌を吸引することで、前方に保持する器具です。
舌がのどの奥に落ち込むと、気道を閉塞することがあります。この器具は下顎を前方に移動させる器具と比べて、不快感が少ないものの、効果は劣ります。これらの装置は、特殊な訓練を受けた歯科医にフィッティングしてもらう必要があります。
軽度から中等度のOSA(閉塞性睡眠時無呼吸)患者において、睡眠中に気道を広げる効果があり、いびきの軽減にも役立つ可能性があります。
口腔内装置は単独で使用することもあれば、睡眠に関連する呼吸障害のその他の治療(体重管理、手術、持続陽圧呼吸療法など)と併用することもあります。口腔内装置の使用には不快感を伴い、使用時には唾液が過剰に出るほか、歯列がずれることもあります。
マウスピースのメリット・デメリット
メリット
- 体に優しい
睡眠中に装着するだけなので、外科的に体を傷つけることなく安全で体に優しい治療法です。
- 簡単に持ち運べる
お口の中に入る大きさですから携帯にも便利で、旅行にも持ち歩き出来るため、同室の人に 「いびき」 で迷惑をかけることはありません。
デメリット
- 副作用があります
装着の際、顎の痛みや違和感がありますが、数ヶ月の使用で徐々に慣れていくケースが大半です。
以下の人達はマウスピースの性質上、使うことが出来ないため一定数以上の人達には不向きです。
- 自分の歯が20本未満の人
- 歯周病のひどい人
- 下顎が前方に8ミリ以上移動できない人
- 顎関節に異常がある人
- 鼻づまりのひどい人で鼻呼吸が十分に出来ない人
- 寝つきが悪く神経質な人
- 総入れ歯の人
マウスピースの相場
マウスピース治療の場合、通販などで買うようなマウスピースでは効果が期待できませんから、取り扱いのある歯科医院にマウスピースを制作してもらわなければなりません。
『えっ、オーダー?高いんじゃないの?』というのが多くの人達のイメージでしょうから、(私もそうです)マウスピースの費用を調べてみました。多くの歯科医院では、ホームページが無いところが多いことに加え料金など出していません。
近くの歯科医院に相談する時は、事前に電話などで料金などを問い合わせて受診することをおすすめします。それでは、マウスピースの費用のポイントをざっくりお伝えします。まず、睡眠時無呼吸症候群の診断書があるかどうかで保険適用の可否が決まるようです。
睡眠時無呼吸症候群でない場合は、自費になります。保険適用の相場は1万~1.5万。自費の場合、2万~3万というのが相場です。また、その他にかかる費用としてはレントゲンなどの検査料でこれは保険適用できますから、おおよそ3,000円前後が相場でしょうか。
基本的な料金の仕組みはこんなものでしょう。
まとめ
手っ取り早く、いびきを治そうと思えばマウスピースが一番効果が期待できるのではないでしょうか。
ただ、一点鼻づまりが無いかどうかだけ、それ以外であれば即効性のあるいびき対策ではないかと思っています。また、マウスピースは根本的な改善になっているかというと、そうではないことに注意しましょう。マウスピースを使って、気道を確保しているのであって、厳密に治ったとは言い難い状態でしょう。
そもそも、先日の特集記事を思い出して欲しいのですが、いびきには生活習慣病など潜んだリスクが沢山あるということ。あくまで、いびきは表面上の症状であって、それ自体を取り除いても根本的な改善をしなければ、いつ病気になてもおかしくないことを忘れないようにしましょう。
番外編はこちらからどぞ。↓
あとがき
今日でいびきシリーズも最後です。
思ったよりもあっという間に時間は過ぎてゆきますね。実はもう1記事ほどいびきに関する記事を書こうと思っています。要点を掴んで、必要な情報だけお届け出来た自身はありますが、やはりいびきを防止するグッズ紹介はなんか楽しそうなので、やってみたいと思います。
いびきに関してダイレクトに役立つグッズではないかもしれませんが、面白いなと思ったグッズをまとめて見ようと思っています。
番外編としますので、乞うご期待。
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