これは睡眠のエキスパートである西野精治先生の記事より抜粋しました。
Q, 睡眠と脳の発達は関係あり?
はい、良質な睡眠と正常な脳の発達はリンクしています。
人間の脳は生まれたときには未発達で、
生後、外部からいろいろな刺激をうけて発達し、
12歳ぐらいで大人の脳に。
睡眠パターンを見ると、生後すぐは記憶や運動機能などと深くかかわり、
脳の発達に重要なレム睡眠がほとんどで、
そのあと、次第にレム睡眠が減って12歳で大人の睡眠パターンに、、、
と睡眠の変化と脳の発達には相関性があります。
また、正常な脳の発達には良質な睡眠が不可欠ですし、
脳の正常な発達に応じて子どもの睡眠も変化。
ちなみに、妊娠中のママの睡眠も大切で体内時計が乱れていると、
子どもの体内時計も整いにくいといわれています。
Q, 赤ちゃんは疲れすぎると逆に興奮するってホント?
はい、疲れると脳が興奮し、目覚めのホルモンが分泌します。
通称ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールは、
目覚めのホルモンでもあり、常に分泌されていて、
起床時にピークに達するといったリズムがあります。
そこにストレスが加わると分泌量がアップ。
とくに子どもは興奮しすぎるとコルチゾールの量が上昇し、
興奮が冷めやらず、寝つきが悪くなったり、
夜泣きをしたり、また体が疲れていても脳が興奮するため、
コルチゾールが増えてさらに興奮して悪循環に。
そうなる前に脳を休ませることが大切で、
とくに就寝前は興奮しすぎないように気をつけましょう。
Q, 子どもは昼寝をたっぷりしても、夜眠れるんですか?
はい、幼い頃は頻繁に寝て当たり前で制限する必要はありません。
1歳までの赤ちゃんは一日中、
寝たり起きたりしていて、
1歳になっても3.5時間ぐらいまでしか起きていられませんが、
これは正常な発育パターン。
月齢が低いときの昼寝は自然な現象なのです。
ただし、1歳半以降は目安となる昼寝時間よりも長く寝てしまうと
夜の睡眠を妨げる可能性大。
控えた方がいいでしょう。
この記事へのコメントはありません。