子どもの睡眠

夜泣き、寝かしつけ、早朝起き、赤ちゃん睡眠の謎?

子どもの睡眠3大トラブル

なぜ、子どもは上手に眠れないのでしょうか。

 

夜泣き(夜中に突然泣き出す)

長時間の寝かしつけ(寝つくまで時間がかかる)

早朝起き(思ったより早くに目が覚めてしまう)

・寝ぐずり(眠くなるとぐずりだし寝ない)

・起きぐずり(すっきり起きない)

・背中スイッチ(抱っこ等で寝かしつけ、寝床に寝かすと起きてしまう)

・夜中の頻回起き(なんども起きてしまう)

・夜中の覚醒(夜中に完全に起きてしまう)

、、、

 

子どもの睡眠トラブルはたくさんあります。

 

この中でも「夜泣き、寝かしつけ、早朝起き」は

子どもの睡眠3大トラブルとも呼ばれ、

悩みを抱えるママが多いようです。

 

なぜ、うまくいかないのか?

原因は大きく分けて2つです。

 

”子どもは疲れると寝る”

という先入観と

”子どもの眠気”

を見逃している可能性がとても高いとされています。

 

子どもが疲れすぎる前に眠らせることが大切

実は子どもは疲れすぎると、

逆に眠れなくなってしまいます。

 

これは簡単な仕組みで、

ストレスホルモンが子どもの眠りを邪魔してしまうからなんです。

 

少し難しい話をしますが、

本来は自然な目覚めを促すストレスホルモン(コルチゾール)は、

疲れ過ぎても過剰に分泌されます。

 

過剰に分泌されると子どもは逆に興奮してしまい、

うまく眠れずにぐずったり、夜泣き、早朝起きしてしまいます。

 

ようは、できるだけ疲れすぎる前を狙って寝かしつけるというのが正しい方法なのです。

 

子どもの眠気はこれでわかる

子どもの眠い合図には、

あくびぐずる目をこする、そわそわする、目を大きく開く、叫ぶ、

顔を保育者にこすりつける、耳をひっぱる、顔をこする、反応が遅くなる、

おもちゃに興味がなくなる、背中を反らせる、ころぶ、物にぶつかる、、、

 

もしかしたら、もっとあるかもしれません。

 

が、この中でも「あくび、ぐずる、目をこする」は

すでに疲れ過ぎているというサインです。

 

こうなってしまっては、うまく寝かしつけるには難しい状態で、

簡単ではないかもしれませんが

子どもが眠気の合図を出す前に寝かしつけましょう。

 

とはいえ、実際のところ、、、家事などをしていると

眠気の合図を見過ごしてしまうことも多いでしょう。

 

そこでザックリとした子どもの活動時間を紹介します。

 

頭に入れておくだけで、おおよその目安にはなるのではないでしょうか。

 

え!!子どもって、起きていられる時間が思ったより短い?

月齢別の活動時間の目安とベストな睡眠時間をまとめてみました。

0~1ヶ月(月齢)

活動時間の目安;〜約40分  ベストな睡眠時間(合計);約14〜17時間

 

1~2ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約40分〜1時間  ベストな睡眠時間(合計);約14〜17時間

 

2~3ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約1時間〜1時間20分  ベストな睡眠時間(合計);約14〜17時間

 

4~5ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約1時間20分〜1時間30分  ベストな睡眠時間(合計);約12〜15時間

 

6~8ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約2時間〜2時間30分  ベストな睡眠時間(合計);約12〜15時間

 

9ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約2時間30分〜3時間  ベストな睡眠時間(合計);約12〜15時間

 

10~1歳2ヶ月(月齢)

活動時間の目安;約3時間30分〜4時間  ベストな睡眠時間(合計);約12〜15時間

 

1歳3ヶ月~1歳半(月齢)

活動時間の目安;約4時間〜6時間  ベストな睡眠時間(合計);約11〜14時間

 

1歳半~3歳(月齢)

活動時間の目安;約6時間  ベストな睡眠時間(合計);約11〜14時間

 

4歳~5歳(月齢)

活動時間の目安;約5時間〜12時間  ベストな睡眠時間(合計);約10〜13時間

 

大切なこと

月齢別の活動時間とは起き続けられる時間です。

 

大人と同じようにサイクルが子どもなりにあります。

 

例えば、生後1ヶ月までの赤ちゃんは、

どんなに頑張っても40分前後しか起きていられません。

 

おっぱいをあげて、おむつを替えて、

なんてしていたらあっという間に時間が経ってしまいます。

 

6ヶ月でも2時間ほどで、1歳でも3.5時間くらい。

 

2~3歳頃までは5~6時間しか起きていられないことを覚えておきましょう。

 

上記の表はあくまでも目安の1つです。

 

子どもの成長速度や活動量などによって前後しますから、

個々でアレンジが必要でしょう。

 

ようは、この目安をひとつの基準として

”疲れすぎる前に寝かせる”を心がけましょう。

 

この活動時間を超えると、疲れ過ぎの可能性大ということです。

 

ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、

交感神経の活動が高まり、眠れなくなってしまいます。

 

当然、寝つきが悪くなったり、

夜中に起きるというトラブルに陥ってしまいます。

 

逆に言えば、このサイクルを参考にして、

活動時間をオーバーする前に寝かしつけをすることで、

睡眠トラブルが改善されることもあるでしょう。

 

もちろん、他にも様々な要因がかかわっているので、

一様にこれだけで一件落着という訳にはいきませんが、

”疲れ過ぎる前に寝かせる”といった基本は

寝かしつけにとって大切なことに変わりありません。

 

まとめ

睡眠を改善すると、すべてがうまく変わりはじめます。

 

これは赤ちゃんだけに限ったことではありません。

 

睡眠には、

精神を活発にしたり、落ち着かせたりする力の源となる

眠るたびに脳のバッテリーが充電される

質のいい睡眠は脳の力を高める

などの働きがあります。

 

その他には、

循環器系を強くする、ストレスを解消する、記憶力がアップする、

糖の代謝を高め肥満を防ぐ、物事への認識を深め気分を高める、体力を回復させ免疫力を高める、、、

など沢山の恩恵があります。

 

睡眠不足になれはこの逆になると

口にするだけで恐ろしいはずです。

 

睡眠不足は、夜泣きや寝かしつけ、

だけでなく保育園でケンカをする、

集中力がない、など日中の行動とも深く関わってきます。

 

つまり、睡眠の悩みを改善すれば

こういった日常の悩みまで解決することができるかもしれません。

 

もし仮に、今までの悪循環というサイクルから脱却すれば、

よく寝る、日中もニコニコ、学習能力アップ、

こういったリズムを育てることもできるようになります。

 

子どもの睡眠で困ったことがあったら → 子どもの寝かしつけ、たった3つのポイントを押さえるだけ

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