横向き枕には、おすすめする選び方があります。いま人気のニトリの横向き枕も徹底検証(辛口ですみません)。横向き枕で失敗したくないあなたへお届けします …
寝方の特集記事の目次はこちらからどぞ。↓
第5回 仰向けで寝るなら知らないと損!
第8回 仰臥位の全て【徹底解説】
第10回 横向き枕で失敗しない3つの選び方
第11回 横向きで寝るメリットとデメリットまとめ【徹底解説】
第15回 うつ伏せ枕で失敗しない選び方
第16回 うつぶせ寝は赤ちゃんと大人で違う?【正しいうつ伏せ寝】
横向き枕で最適な高さは、人が楽にまっすぐ立った状態で、そのまま横になった状態と言われています。
頭と頚椎を自然な姿勢で支えてくれる枕を選びましょう。横向き枕と言えど、サイズや素材、沈み具合まで自由度が高いので、横向き枕の選び方に困ってしまう人も少なくありません。今日は、横向き枕で失敗しない3つの選び方とちょっとしたコツを紹介します。
目次はこちら
横向き枕とは
横向き枕とは横向きに特化した枕のことです。
横向き枕には有名な商品(某メーカー)もあります。仰向けだと、いびきや無呼吸症候群を始め、肩こりや腰痛だという特定の悩みや症状のある人達に重宝されています。横向き枕に限らず、寝具の中で枕は特に睡眠の質に直結します。
特に、横向き寝だと、仰向けより体圧分散できる支点(面積)が減ってしまうため、頭を中心として寝返りが打ちやすい(負担のない)横向き枕に注目が集まっています。
横向き枕の失敗しない選び方
横向き枕には、失敗しない選び方があります。
横向き枕に限らず、枕を選ぶ際には絶対に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。本体が洗える、カバーしか洗えないなどと言った要素も勿論あった方が良いのですが、寝心地(睡眠の質)を考えると二の次、三の次です。
頚椎が真っ直ぐになること
横向き枕に頭を乗せた時に、頚椎が真っ直ぐになるのが最も理想的な高さと言えるでしょう。
頚椎が真っ直ぐの状態だと何が良いかというと、首への負荷を減らせます。慣れない人が横向き寝をすると、安定せず寝返りが増え睡眠が浅くなってしまうこともあるため、横向きを安定させ首の負担を減らすのは、横向き枕の最も基本的な選び方です。
高さ調整機能がある
横向き枕は高さの調整で決まります。
勿論、横向き枕の沈み具合も関係しますが、沈み込んだ場合の横向き枕の高さで判断するのが基本です。横向き枕の基本的な高さは3~4センチ、痩せ型であれば2.5~3センチ、ガッチリもしくは肥満型であれば4~5センチという相場もありますが、自分で毎日調整しながら様子をみるのをおすすめします。
高さの調整が出来ない横向き枕だと、横向き枕の高さが高過ぎる場合に使い物にならなくなります。まだ、横向き枕の高さが低い場合にはタオルなどで自分好みにカスタムできるというアイデアも最終的に残されていますから。
返品・返金保障がある
横向き枕はピンからキリです。
実際に質の低い枕を販売するだけして、言いがかりをつけて返品や返金をしない悪徳業者もいます。また、メーカー直販でない場合は、販売者にいくら要求しても、保証するのはメーカーです。基本的に、よくわからないような企業が出している横向き枕は万が一のことを考えるとリスクが高いでしょう。
実際に各社の口コミを見ると横向き枕で最も多いトラブルが、自分に合わない横向き枕を買った後の返品・返金保障に関わるカスタマーケアです。せっかく期待して買う訳ですから、値段に関わらずそこは抑えておくべきポイントです。
いびきや無呼吸症候群など悩みを抱えていて横向き枕を選ぶ人にとっては、藁をも掴む気持ちで買う訳ですから尚更でしょう。
横向き枕のおすすめは?
横向き枕は横向き寝と仰向けを想定する必要があります。
普段からどのような寝方か十人十色ですが、いくら入眠時に横向き寝をしていようが一晩ずっと横向きではありません。寝返りは男女差がありますが最低でも10回以上を打ち、横向き、仰向けを繰り返します。(人によってはうつ伏せも)
そのため、横向き枕は横向き寝だけでなく、仰向けでも対応できる横向き枕を選ぶ必要があります。仰向けの状態ならば拳1つ分、横向きの状態では拳2つ分の高さが一般的な目安です。手っ取り早い(おすすめ)のは、オーダー枕です。
私が最も信頼しているのは、山田朱織枕研究所です。通販もでき、近くの整形外科でも取り扱いがあれば採寸してくれます。その他にも、「オーダー+枕」と検索すれば各社出てくるので自宅に近いメーカーで良いと思います。価格を重視するならロフテーは1万円からオーダー枕が作れます。
枕は高さと凹み具合が合っていれば、その他は好み次第。市販のものより、よっぽど満足度は高いでしょう。最適な高さの横向き枕によって、睡眠の質がワンランク上がるとしたら、支払う価値はあります。
横向き枕で注目されるニトリ
横向き枕だけでなく、庶民の味方はニトリです。
実際に、横向き枕がお値段以上なのか調べてみました。価格は税込3,990円で2週間返品可能とされていますが、一度使うと返品出来ないので試してみて合わないから返品という方法は不可。横向き枕の高さ調整機能はないので、高過ぎる場合には完全に使い道は無くなります。(メルカリで売るにも中古の枕は需要が少ない)
横向き枕と限定しなければ、ニトリの枕には他にもラインナップがあるので、どうしてもニトリにこだわりたい場合には枕の高さを中から低を選んでタオルで調整するのもあり。幸いにもニトリの枕はラインナップも少なくありません。(2018年12月現在52種)
しかし、個人的に通販だけでニトリの横向き枕を買う勇気はありませんでした。ニトリ店舗は全国にあるので、実店舗で試用してみて判断するなら話は別。しかし、実際に何度か寝てみないと横向き枕の寝心地はわからないので、返金保障の無い横向き枕はリスクが高いと言えるかもしれません。
ストレートネックには注意?
ストレートネックの人は、横向き枕には注意。
というか、ストレートネックの人は横向き枕に限らず枕全般、選び方にはより慎重になるべきでしょう。ストレートネックとは、その名の通り首の骨が真っ直ぐになってしまうことです。本来は頚椎は緩やかなカーブを描いていますが、長い間の姿勢の崩れや頸椎の疲労、PCやスマホなどにより変形すると言われています。
ストレートネックの人は、枕の影響が通常よりもダイレクトに反映されます。タオルで首枕を作って横向き枕のサポート性を高めるなど、個人的な調整がさらに必要になってきます。
横向き枕にはステマが多い
横向き枕にはステマ(Stealth Marketing)が多い。
実際に各社の口コミをよく観察してみましょう。多くの商品がアフィリエイト目的の記事や販促を目的とした商品説明(宣伝)に近い口コミがあるような横向き枕は要注意です。何を信じて良いのかわからない場合、最も無難な選択をすることが賢明でしょう。
横向き枕で無難な選択というのは、返金対応や返品保証などのない、評判が悪いものは出来るだけ避けること。例え、安くても「安物買いの銭失い」となってしまっては本末転倒。横向き枕の値段が高い場合には、さらにショックは大きくなることでしょう。
基本的には1つのWebサイト(情報源)からだけではなく、「商品名+評判」と検索したり低い評価をしているユーザーの意見を必ず確認すること。しかし、ここには落とし穴もあって、ライバル会社(メーカー)が意図的に批判的な口コミをするネガティブインフルエンサーもいるので鵜呑みにするのはNGです。
横向き枕でよくする失敗
何らかの理由で横向き寝をしないといけない状況を除いて、強制的に横向きにさせる方法(背中にクッションを置いて寝返りさせないなど)があります。
これは、大変危険です。何故ならば、睡眠にとって寝返りは欠かせないもの(睡眠のリズムを司る)で、睡眠の質に直結しています。これを強制的に無くすのは、血行不良による全身のコリ(背中・腰・肩・首)だけでなく、睡眠の質が一気に低下してしまいます。
まとめ
横向き枕は人気商品です。
人気商品だけに、有象無象メーカーも乱立し小手先の販促テクニックであたかも売れているような宣伝(見た目)だけにお金をかけている横向き枕も少なくありません。そういった横向き枕に限って、口コミなどで返金や返品トラブルを起こしているという共通点を忘れてはいけません。
自分が納得した上で購入した結果、合わなかったというのは仕方ありません。タオルなどで横向き枕の高さや沈み具合を調整するのも手。
次の寝方シリーズはこちらからどぞ。↓
あとがき
物販系の記事は久しぶりに書きました。
本当は、商品に関わる記事は上位表示される記事も企業が運営しているものが多く、あまり書きたくないジャンルなのですが、横向き専用の枕があまりにも多く、選びづらかったのでつい、、、