金縛りには前兆(前駆症状)が必ずあると言われています。しびれや耳鳴りを始め、金縛りの前兆を掴むことは金縛りを回避したり、金縛りによる不安や恐怖を克服するために必要だったのです …
金縛り特集は下の目次からどぞ。↓
第4回 金縛りはストレスが原因?【ストレスチェックおまけつき】
第6回 金縛りで耳鳴りがする時は要注意!
第7回 金縛りで感じる幻聴の正体は?
第10回 金縛りの解き方はたった3つだけ!
金縛りはおおよそ2.5人に1人が経験すると言われ、多くの人を悩ませてきました。
特に発症は10~20代に多く、その中でも男性に比べ女性の方が、金縛りを体験しやすいというデータもあります。金縛りは強い不安と恐怖を伴います。寝室で1人、もしくは一人暮らしであれば、男女問わずトラウマになって、しまうほどの怖さがあるのは言うまでもありません。
ようは、パニックにならず冷静に対応できれば、不安や恐怖感も安らぐかもしれません。金縛りは前兆を掴むことが、現実的な対策の1つだと言われています。
目次はこちら
金縛りとは
金縛りは医学的に睡眠麻痺と呼ばれていて、発症時期は10~20代が多く、多くの人が経験したことがあるかもしれませんが、睡眠中の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態を金縛りと呼びます。(厳密には寝ている場合の方が多い)
金縛りには幻覚を伴う場合が多く、医学的には金縛り体験は夢の一種だと認識されていますが、未だに幽霊や心霊現象、宇宙人などによる操作などと関連づける人も少なくありません。やはり強い不安と恐怖を感じるため、こういったオカルト的な考え方にも根強い支持があります。
金縛りには必ず前兆があります。金縛りの怖いところは症状が終わったと思っても、また前駆症状(前兆)が現れ、金縛りを繰り返してしまう事もあり、金縛りがトラウマになってしまう人が絶えない理由です。
金縛り(睡眠麻痺)のことは、こちらの記事で詳しく書いています。↓
金縛りのメカニズム
金縛りが睡眠麻痺と言われる所以は、寝ている時に体が動かなくなるからなのですが、そのメカニズムは思ったよりもシンプルです。
睡眠は浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返して休息します。このレム睡眠に金縛りが起きてしまうのです。レム睡眠とは、体のスイッチを切り頭のスイッチを入れて身体を休息させながら脳の記憶の整理や定着をしています。
多くの場合、夢を見るのはこのレム睡眠の作業中で、何かしらの原因で刺激が加わった時に金縛りという悪夢を見てしまいます。実は、金縛りは現実ではなく夢だったのです。(前兆の時点から実は夢)正確に言えば、夢だと脳が認識できない類のリアルな夢(前兆)だったのです。
金縛りで体が動かないのは寝ていて、スイッチが切れているため全身の筋肉は脱力しているからだったのです。実際に息苦しさを感じたりする理由も仰向けで寝ることで舌が脱力し気管を塞いでしまう、レム睡眠中には血圧や心拍も上がるので、その2つが息苦しさ(前兆)の原因ではないかとされています。
金縛りには前兆(前駆症状)はあるのか
金縛りにはおおよそ25~75%の確率で、幻覚・幻聴・幻視・幻触などの幻覚様体験を伴います。
具体的には、寝室の中に何かの存在を感じ何かの声を聞いたり、実際に見たり、何かに触られるような感覚を感じてしまうため金縛りには強い不安と恐怖を感じてしまいます。金縛りの前兆はその金縛り体験の不安や恐怖を助長します。
金縛りには前兆があるという声が多く、医学的にはっきり解明された訳ではありませんが、前兆として手先や足先のしびれや、耳鳴りが前兆症状としての声で多いようです。
金縛りを回避するのは至難の業ですが金縛りの恐怖を克服するために、その前兆を掴むというのが実は効果的だったりします。個人差はありますが、金縛りの前兆を感じた時点で、無理に身体を動かすよう努める事により金縛りにならずに回避できるといったケースもあるようです。
金縛りの前兆はしびれ?
金縛りの前兆は手先や足先のしびれだという意見があります。
また、顔周りがしびれる事もあるようです。特徴的な前兆は段々とそのしびれが全身に行き渡って麻痺してしまいます。一般的にこのような前兆を感じるケースに共通して言えることは極度の疲労が原因ではないかと考えられています。
金縛りの前兆は耳鳴り?
注意したい金縛りの前兆は耳鳴りです。
およそ1~3キロヘルツの「ああああああ」「ジジジジジジ」というもので、少しオカルト的な話も混ぜてしまうと、金縛りの前兆で耳鳴りの仕方によって生理的な金縛り(いわゆる睡眠麻痺)と霊的な金縛りを見分けることが出来るという人もいるようです。
それも、そのはずで耳鳴りは異世界とのチャンネルを無理矢理に合わせられている時に聞こえるという説もあるくらいですから。
金縛りの前兆に関する口コミ
私の前兆は、心臓が脈打つような、鼓膜が破れるんじゃないかと思うほどの激しい耳鳴りでした。
あとは見えないはずなのに周囲が360度見えるといった感じの前兆。当時は布団をかぶって寝るくせがあったので、周りは見えないはずで見えても自分の前だけだと思うんですが、霊的な金縛りの前兆は頭の上や足元など全てが見えるんです。見えるというより感覚でわかるといった方がいいでしょうか。
生理現象の金縛りの前兆はこういった事はなかったですね。
小学生くらいの時には、前兆として耳鳴りと背筋がぞくぞくする感覚が何度か繰り返し訪れ、最後に恐怖を伴うイメージに襲われて金縛りになりました。
その後成長と共に多少パターンが変わり、恐怖のイメージは薄れました。また、動けないというよりも、動き回ったつもりでいたけれども気が付くとまったく動いていなかったということが多くなりました。
就職して間もなくの時に、寝てたら金縛りになりました。
前兆は横向きに寝ている背中に人の気配と、耳元で息遣いがしました。中年男性のように感じ、次に首から入ってくるような嫌ーな感じがした後、そのまま眠りに落ちたようです。
生理現象以外かどうかは、霊とチャンネルが合うと全て耳鳴りから始まるのが前兆を見分ける目安です。
生理現象の場合、耳鳴りはなく金縛りのみで、人の気配も何も無いです。あと前兆を感じたら真言を唱えると良い!と他の方のレスもありましたが、私の場合自分の家が信仰している宗派の真言(親が仏教徒)は、すごく効き目がありました。
もちろん他の真言でもそれなりの力はありましたが、威力が違ってすぐに解けましたよ。どうも心がネガティブだと、似たような霊とのチャンネルが合ってしまうようです。
前兆が耳鳴り…と表現されるのは仕方がないのですが、いわゆる気圧が変る時に感じる「耳鳴り」とは別のものです。
私のは何か音ではない“波長”が身体全体を締めつけてきて、その圧力がかかっては緩むという感覚があり、その周期があっという間に短くなってきて一気に身体が固まるというもの。その周期の緩んだ瞬間にだけ身体を動かすことができ、その時にもがく。もがいてもがいてもがいて縛りを打ち解くことができたら解放されます。
私も手を捕まれたり、脚を引っ張られたりしたことがあり…あの恐怖は体験した人にしかわかりません。はっきりとした感触があります。節くれ立った冷たい手が忘れられません。科学的に立証できない現象は概してそういうものでは?
なので体験したことのない人に信じろとは敢えて言いません。
まとめ
金縛りの前兆を掴んでも多くの場合、その金縛りを回避することは難しい。
金縛りを解くという対策や方法論もありますが、個人差があるようです。改めて対策や金縛りの解き方などは特集しますが、金縛りの実態を掴む上でやはり金縛りの前兆を意識できるというのは大きい要素だったりします。
次の金縛り特集はこちらからどぞ。↓
あとがき
金縛りの前兆がわかった時点で、金縛りを回避するというより金縛り(睡眠麻痺)だと自覚できるようになることが恐怖を克服する1つの手かもしれません。
そうは言っても金縛りは前兆から怖い。というかその前兆が怖いのかも。よくあるテレビや映画でもお化けや幽霊などよりも、それまでのシーンが怖い場合が多いですからっ