布団乾燥機を選ぶ前に、おすすめする選び方があります。
何を選ぶにしてもやはり切り口というか、何を基準として選ぶかで布団乾燥機の評価は大きく変わってしまいます。自分が求めているものを、事前にはっきりさせ後から後悔しないよう、布団乾燥機を買う前にリサーチしましょう。
先日の記事で、寝室暖房器具の冬の3点セットは、湯たんぽ、布団乾燥機、オイルヒーター、だというお話をしました。↓
その中でも布団乾燥機は、やっぱり家電としての特徴が最も強く、より小型化、機能的なものが多く発表されます。新しいものが好きという人もいれば、良いものをできるだけ長く使いたい、そう考える人もいるでしょう。
目次はこちら
布団乾燥機でおすすめする選び方
布団乾燥機を選ぶ上で大前提として考えて欲しいのが、マット有りかマット無しかについてです。
基本的には、マット無しがおすすめ。その理由は、マット有りは準備や片付けに手間がかかる他、ナイロン製のマットを使うと静電気が発生するため布団にダニが張り付くリスクが高まってしまいます。
一方で、マット無しはマット有りと比べると価格帯は高くなってしまうものの、コンパクトなものが多く収納に便利です。布団乾燥機の布団対応サイズや対応素材は忘れずにチェックしておきましょう。
ダニ対策
布団乾燥機によってはダニ対策のできる機能がついています。
特に、ペットを飼っている家庭では必須の機能かもしれません。しかし、ダニ対策モードは基本的に通常の乾燥時間より伸びてしまいます。また、ダニ対対策モード後にはダニの死骸の掃除をしっかり行う手間も増えますが、ダニが潜んでいる布団の中で寝るよりはマシでしょう。
電気代
電はやっぱり維持コスト、せっかく買っても電気代を気にして使えないのでは本末転倒でしょう。
実際に電気代を調べてみると、布団乾燥機によって電気代の違いは少なく、1時間10円~20円です。1回30分が使用時間の目安としても1日5円、3人家族だと1日15円。冬など寒い時期は乾燥目的ではなく布団暖房器具として、仮に毎日使用しても1ヶ月でザックリ420円(28日)です。
デザイン(コンパクトさ)
布団乾燥機のトレンドというか、必要に迫られてと言った方が良いかもしれませんが、布団乾燥機は年々小型化されています。
その背景にあるのがマットレス、ようはホースだけで布団を乾燥させることで設計上、コンパクトに出来るということ。これは機能性・収納性においても布団乾燥機をブレイクスルーさせてくれました。ただ、コンパクトさと乾燥機のパワーはトレードオフで、コンパクト過ぎるとシングル布団のみだったりします。
これは家族構成や寝室環境によって変わってくるので、コンパクト型を選ぶ際は対応サイズやダニ対策の記載を確認しましょう。
価格
ザックリですが、布団乾燥機の価格帯は高級モデルで2万円前後、一般モデルで1万円前後、格安モデルで5,000円が1つの目安。
布団乾燥機は一般的に5~7年と言われています。使用頻度によっては10年以上も使えることがありますが、出来るだけ最近発売したモデルを買う方がコストパフォーマンスは良いでしょう。この機種がどうしても欲しい、でも型が古い場合は発売サイクルが来るまで待つのも手。
新製品の発売直後は値段が高いので、1年落ちなど型落ちを敢えて買うという戦略もあり。
その他の機能性
最近では布団を乾燥させる以外にも、便利な機能がついた布団乾燥機が出ています。
代表的な機能は、衣類乾燥や靴乾燥です。ただ、気をつけないといけないのは強制的に熱風を使って乾燥させるので、衣類の縮みや靴のシミ(汚れ)が浮き出たり、素材が痛んでしまう場合があります。事前に予防対策や使用する加減を考えながら使う必要があります。
他には、脱臭機能やアロマ機能など。ファブリーズなどの消臭剤で代用したら良いような気もしますが、どうせ布団乾燥機を使うならこういった脱臭機能は二度手間にはならないのでおすすめ。匂いを匂いで誤魔化して余計に気分が悪くなるなんてオチにならないようにしましょう。
最後になりましたが、小さい子どもがいる場合には安全機能付きを。子どもがスイッチを触ったりしても、温度が上がり過ぎるのを防止したり、一定時間で電源がオフになるなど要チェックです。
おすすめの布団乾燥機
解説した布団乾燥機の選び方を踏まえて、おすすめの布団乾燥機を3種に絞りました。
結果的には、やはり人気があるには理由があるという事で目新しいものは少ないものの、用途や目的をはっきりさせれば三者三様の布団乾燥機が自然と選べるはずです。
日立 アッとドライ HFK-VH880 発売日:2017年11月上旬
デザインはシンプルで良い。
使いやすさも操作パネルが一列にボタンが並んでいて使いやすく、乾燥能力は乾燥の種類や時間設定がとても簡単。仕上がりに関しては、時間を長くすれば当たり前ですがより良い感じです。動作音に関しては気になりますが、外出中にセットして出かければ問題なさそうです。
サイズはやっぱり、もう少しコンパクトならと思いますが、ノズルやパイプ類がすべて収納可能なので仕方ないですね。若干大きめで、値段も高めですが、使い勝手は良いです。出来ればノズルの延長ホースが有るともっと良い点を付けられそうです。
日立 アッとドライ HFK-VH880 の口コミより
象印 スマートドライ RF-EA20 発売日:2018年 9月上旬
布団乾燥と冬場の寝る前の布団ぽかぽかの目的で象印さんのふとん乾燥機を早めに用意しちゃいました。
昔のタイプと違って、布団にセットしたり、折りたたんで片付ける必要があるマットやホースが無いので、すごつ使いやすいです。台形形状の吹出口から温風が出るのですが、形状が布団とよくフィットしているので、温風が漏れたりしないので、とても効率的に布団を乾燥できます(ポカポカにできます)。
吹出口は、角度が調整できるので、枕とか室内の洗濯物に吹き当てることもできちゃう優れものです。乾燥コースとしては、標準コース、送風仕上げコース、ダニ対策コースがあるので、使い分けて使用でいます。
暖めコースとしては、しっかりコース、お急ぎコースがあります。(まだ寒くないので寒くなたらフル稼働です!)
象印 スマートドライ RF-EA20 の口コミより
アイリスオーヤマ カラリエ ツインノズル FK-W1 登録日:2018年 5月24日
アイリスの布団乾燥機のレビューです。
梅雨時でも室内で布団の乾燥ができるように買いました。ノズルが2つあるので、布団2つを同時に乾燥させることができて時間の短縮になります。また、布団一つだけの場合でもノズルが2つなので短時間で乾燥できます。ヒーターの出力も従来品に比べて36%もアップしているとのことです。
布団乾燥機は、マット(袋)を布団に入れたり、乾燥が終わったら折りたたんで片付ける必要がありますが、ノズルだけなので作業性がとても良いのです。もちろん、乾燥の他にも、冬場は、寝る前に布団を温めるという目的でも使うことができます。
付属でくつ乾燥ノズルもついているので、靴の乾燥までできるのがとっても重宝しています。
アイリスオーヤマ カラリエ ツインノズル FK-W1 の口コミより
個人的な意見でいうならば、私はアイリスオーヤマ派かな。
その理由はやっぱりコンパクトさ。オールシーズン使えるとはいえ、寝室に飾るように起きたくはないので、どうしても収納場所を考えてしまいます。布団乾燥機の順番待ちは嫌なので、数台を買うとすればやはり小さくてパワーのある乾燥機を求めてしまいます。
まとめ
普段から布団を洗うことは少なく、多くの場合はシーズンごとにクリーニングに出したり自宅で洗濯します。
なので、シーズン中は出来るだけ清潔な布団を使えるよう布団乾燥機は必需品なのです。夏になると汗をかくし、冬には寒い布団は嫌。朝に布団を干せない日だってあるでしょう。
テレビのように1家に1台、家族の人数によっては複数台というのが布団乾燥機の現状、自分(の家庭)に合った布団乾燥機を選びましょう。
あとがき
やっぱり売れているには理由があるということですね。
他にはパナソニックや三菱、シャープなど候補がありましたが、あと一つ押しが弱いような気がしています。特にブランドにこだわりがなければ、日立・象印・アイリスオーヤマの中のいずれかでしょうね。
この記事へのコメントはありません。