実は昼寝には最適な時間と昼寝の効率が最も良い時間帯があるんです。子供も大人も一緒です。(赤ちゃんは違います)また、昼寝をする時には気をつけた方がいい3つのポイントを紹介しています。昼寝というスキルを時間という切り口から、正しい昼寝をあなたにお届けします …
今日までの昼寝特集に興味があれば、以下よりどぞ。↓
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お肌のゴールデンタイムがあるように、実は昼寝にもゴールデンタイムがあるんです。
このように”ゴールデン”と続くとゴールデンエイジとか言ってしまいそうです。ゴールデンカムイでもゴールデンボンバーでもゴールデンレトリバーでもありません(笑)
そう、ゴールデンエッグスです、、、(このアニメ、大好きなんです雰囲気がw)
もう、いいわっ!
ということで、話を元に戻しますが、昼寝は時間を守ってやらないと、思いもよらない落とし穴に落ちてしまう、なんてこともあったりします。今日は昼寝と時間の関係性について、ご紹介してゆきます。
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昼寝に最適な時間
昼寝は短いのは仕方ありませんが、長いのはNGです。
昼寝の時間は、おおよその目安があるんです。専門家が言っている昼寝に最適な時間は15分から長くても30分まで。その日の体調や、仕事や予定などの都合によって前後するでしょうから、ザックリ20分前後が一番現実的(昼休憩でも取りやすい)だと言われています。
昼寝の時間は勿論、個人差がありますが最大30分までと覚えておきましょう。
昼寝の時間が30分を超えるとどうなる?
実は30分以上眠ってしまうと、仮眠とは言えず 本格的な眠り(深い睡眠)に移行し始めてしまい、目覚めが悪くなるだけでなく脳の活性化が低下してしまいます。
その結果、目覚めた直後は認知機能が大きく低下したりします。さらには、 疲労感もより増してしまうといった、残念な結果に繋がっては本末転倒ですが、実はこれは昼寝あるあるで、ついつい昼寝って長く寝てしまって、かえって怠いから我慢するなんて悪循環さえ有り得ます。
30分以上の長い昼寝はもはや仮眠になってしまい、かえって集中力や注意力を下げてしまうリスクがあるんです。また、昼寝の時間が30分以上といった深い眠りに入ってしまうと今度は夜の眠りを妨害するといった影響も出てくるので逆効果にさえなってしまいます。
お昼過ぎに来る眠気の正体
お昼過ぎにウトウトしたり、眠気に襲われてしまうのは人間の体内時計の周期と大きな関係があります。
人間の体内時計は、おおよそ1日(25時間)で1回転なのですが、約半日(12時間)で回る周期もあって、真夜中(最大のピークは午前2~4時)に次ぐ第二の眠気のピークが午後2時~午後4時にやってきます。
昼食を食べたから午後は眠いという説も間違いではないのですが、そもそも体内時計が眠たい時間帯だということなんです。この件に関しては面白い実験データがあって、1日分の食事を均等に分けて、1時間おきに少しずつ食べてもらうという実験をしてみると、被験者はやはり午後に眠くなってきます。
このことから、昼食を食べても食べていなくても、午後2時~午後4時には眠くなってしまうリズムが私たちの中にあるということです。
昼寝のゴールデンタイム(昼寝の黄金時間)
仕事や生活など生活習慣はかなり個人差がありますが、今回ご紹介するのはおおよそ一般的な、9時出社17時退社といった時間帯でのケースをご紹介しましょう。
この場合、昼寝のゴールデンタイムは12時から15時の間です。ようは、第二の眠気のピークが来る前に昼寝をしてしまおうということ。特に気をつけたいのは16時以降の昼寝は最早、昼寝ではありません。夕寝でもありません(笑)名前の問題ではなく、夜の本格的な睡眠に大きく影響してしまいます。
例え短い昼寝であっても控えた方が良いでしょう。あくまで、ここで紹介したのは最も一般的なモデルで、起床時間も就寝時間も十人十色です。ポイントをもう1度繰り返すならば、眠気が来る前に自発的に昼寝を取ってしまおうということです。
昼寝の時間が取れない場合
20分も眠る時間はない、という人は瞬間型の昼寝でどうでしょう。
一般的にマイクロ・スリープ(短ければ数分の一秒、長くても30秒程度睡眠状態に陥ること)は悪いイメージがありますが、受動的にではなく自ら積極的にマイクロスリープに陥るのはOKです。昼寝の時間がなければ、 目を閉じるだけで良いんです。
脳で処理している情報の約8割は視覚情報と言われていますから、それを遮断するだけでも脳を休めることができます。昼寝の時間が取れない場合は無理して眠らなくても良いんです。
昼寝の時間がズレ込んでしまう場合
昼寝はとても気持ちよく、ついつい物足りなさを感じてしまい時間を延長してしまうといった体験は私にもあります。
まず、先ほどお伝えしたように昼寝の時間が30分以上になるとどうなるのかリスクをしっかり把握することは勿論のこと、ポイントは他に3つあります。
- 昼寝の姿勢
- コーヒーナップ
- あくまで隙間時間に
これは『昼寝の3箇条』と言ってもおかしくありません。
内容は至って簡単で、昼寝はリラックスできる姿勢で問題ありませんが決して横になってはいけないこと。座った状態で、昼寝用の枕やオットマン(足置き)などを使って最適な昼寝環境を作ること。
次に、昼寝の直前にコーヒーなどでカフェインを摂取しておきましょう。カフェインを摂ることで胃や小腸からカフェインが吸収されます。血中でピークに達するのはおよそ10~15分後です。すると、ちょうど仮眠から目が覚める頃にカフェインの覚醒作用が発揮されます。飲むのは紅茶や緑茶でもOKです。
最後に、隙間時間でない場合、次の予定が何も無かったりすると昼寝の延長をしやすくなってしまいます。今日はこの辺りで昼寝をしようと前もって計画を決めておくと良いと思います。
例えば、この予定からこの予定まではタクシーで移動だからその時間は昼寝しようとか、今はハイシーズンなのでお昼休憩しかゆっくりできないから昼食は軽めに食べて20分はお昼寝の時間を取っておこうとか。
まとめ
昼寝が大切なことはわかったけど、なかなか昼寝を習慣付けできない、続かないという場合、時間という切り口から昼寝を見直してみるのも良いかもしれませんね。
昼寝は、日中の集中力や記憶力向上の一助になるだけでなく精神的なリフレッシュができるのが1番の魅力だと個人的には思っています。面白そうだなと思えば、是非今日から、明日からでも遅くはありません。気軽に試してみましょう〜
昼寝特集、第4回はこちらからどぞ。↓
あとがき
昼寝特集は今回で3回目です。
全部で8回シリーズと少し長丁場ですが、昼寝は個人的に大好きなので、本当はもっと時間を取って紹介したいなと思ってます。私の一番おすすめの昼寝というか仮眠は、落語を聴きながらの昼寝(仮眠)が1番幸せな時間なのです〜
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